転校生◆フェスティバル/トーキョー09春 公演情報 フェスティバル/トーキョー実行委員会「転校生◆フェスティバル/トーキョー09春」の観てきた!クチコミとコメント

  • 本物の女子高生が演じている、にも関わらず、
    あんましリアルな女子高生っぽさを感じられなかったりも…。

    たとえば、もっと人の話まったく聞かない生物な印象なんだけど、
    実際はそうでもないの?
    少なくとも、つねに相手に伝わるように意味を込めて順番に均等に喋るのには違和感。

    とはいえ、楽日だったこともあり、カーテンコールで感情を抑えきれず涙していた子も少なくなく、その光景だけはかなりリアルで、思わずつられて落涙したのは内緒(笑)。

    ネタバレBOX

    冒頭、女子高生が「せーの」と声を合わせた瞬間、園子温監督作品の『自殺サークル』がよぎる。
    そこでは、通勤時間の駅のホームで女子高生たちが手を繋いで一列に並び「いっせーの、いっせーの、いっせーの、せっ!」と声を揃えて飛び降り、集団自殺を遂げるのだ。

    ちなみにその映画は漫画化されていて、描いたのは今回の演出を担当する飴屋法水がかつて主宰していた「東京グランギニョル」の『ライチ☆光クラブ』も漫画化している古屋兎丸なのだから、
    この『転校生』のラストで女子高生たちが手を繋いで一列に並び「せーの」と繰り返すことが生命の誕生、生の喜びみたいなものを意味することになっているのも、けっこう意図的な連なりのある可能性は高いかもしれない。

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    2009/03/30 02:46

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