すっきり死んだり血糊だったりする物語の印象も強いけれど、物語がごちゃごちゃせずにすっきりと見やすくなっているのは格段の進歩だと思うのです。作演を兼ねる葛木英に客演はキャリアが段違いな中田顕史郎を組み合わせた世界は物語に説得力を持たせている気がします。問題があるとすれば、ほんの少し先を走る本谷有希子との立ち位置の差を何処に置くかではないかと思うのですが、今作は比べようと思わせるほど、ちゃんと作られているのです。
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2007/04/02 02:24
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