魚の目に水は映らず 公演情報 劇団 東京フェスティバル「魚の目に水は映らず」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    考えさせられる公演でした。「魚の目に水は映らず」。当たり前のことに気づきにくいことなのですが、一つは平和、あと一つは男女平等なのかな?と思いましたが、うまく整合しない表現やセリフが気になっています。個人的にはスッキリしない。でも考え続けされる作品でした。

    ネタバレBOX

    空襲で黒焦げになった人々の話などで戦争の悲惨さを表現し、今、平和な日本に平和の大切さを問うというのは分かる気がしますが、それなら何故、ラストシーンの油絵で、おそらく湾岸戦争。米兵に抱きかかえられ救出された少女が星条旗を持っていたのか?何を訴えた絵だったのかが簡単には分からない。
    職場における男女平等への労働組合運動について、静子がメッセージを述べるラストシーンで、「保育所設立要求の時以外はあまり、熱心にやっていた訳ではない」旨の意見を述べている。男女平等もこの作品で訴求したいポイントではなかったのか?そう思えるシーン、台詞でした。
    のっけから、地下鉄サリン事件の被害者からの電話に対して、事務的な返事をするところからして、少し違和感を感じ、その意味を考えさせられる作品。
    そういう「考えさせられる」作品の良さでは、星4つか5つの作品ですが、主役が台本片手に。っていうので3つの評価にしました。

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    2019/03/09 21:15

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