VOICARION Ⅳ Mr.Prisoner 公演情報 東宝「VOICARION Ⅳ Mr.Prisoner」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    台本、BGM、朗読どれも良い、しかし物足りない。良く言えばスタイリッシュ、悪く言えば地味と私は感じた。だがしかし、会場は満員御礼の盛況である。しかも最後はスタンディングオベーション(ええ??そうかあと私は当惑)。再演であることも考えると主催者の方針は多くの観客の心をとらえていることは認めざるをえない。

    朗読担当は名人3人。
    上川隆也さん、TVよりも更に芝居がかった発声が心地よい。
    林原めぐみさん、少女の声と大人の声を使い分ける。私はアニメ声よりも落ち着いた声に魅力を感じた。
    山寺宏一さん、9人の声を演じ分ける。

    音楽はピアノ、バイオリン、チェロ、パーカッション(含マリンバ)の生演奏。

    舞台美術も美しい。また場内アナウンスで「特殊効果に使うものは人体や衣服に安全です」と繰り返すのは何かと思っていたら…であった。大したものではないがサービス精神があるのは良い。

    ネタバレBOX

    ストーリーは怪人のおどろおどろしい話かと思いきや少女の成長物語であった。美しいが説教臭い。

    音楽で一番不思議だったのがヒロインのレスがオペラに行くところ。当然バンドはここぞとばかりに盛り上げて来るはず、もしかしたら山寺さんが歌うかも(それはさすがに無理か)と期待していたら普通にBGMで終了。あまりに納得できなかったのでパンフレットを買って(*)読んでみると、ここはオペラの内容ではなく、聞いているレスの心情の変化を表すものにしたのだそうだ。格好つけすぎではないの?と私は不満だ。まあそれにしても前半の終わりか後半の初めにBGMでない独立した曲を演奏するくらいのサービスは欲しかった。
    *パンフレットは見た目が500円なのに1,500円もするので買わないつもりだった。悔しい。

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    2019/03/07 19:40

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