満足度★★★
まいった。何が言いたいのかさっぱり分からない。
さすがに「鉄鋼の町に生まれた、吾郎(松尾スズキ)、美子(みこ/松たか子)、良平(瑛太)が成長して行く物語」であることは分かる。しかし、人の半生記としてわざわざ描くほどではない。もっともあっちこっちに話が飛ぶので私が把握できていないだけかもしれないが。3人は人間でなく何かのメタファーかとも考えたが思いつかない。「町の海は廃液で一度死に、浚渫することで蘇った。「その汚泥はどうしたの」「どこか安全なところに置いたよ」」というようなメッセージが繰り返されるので何かその辺にテーマがあるのかもしれない。最後に松さんが「世界は一人」と歌うのだが取ってつけたような印象を受けた。
松さんをはじめとする皆さんの歌は迫力があり、曲も初めて聞くはずだが耳にすっと入ってきて心地良い。これがあってようやく満足度は星3つになる。
ポスターは小が3種類、大が2種類も売っていた。