満足度★★★★★
私は大好きな作品でした。
皆さんの感想を拝読していると、結構評価が割れているんですね。
私自身は、元々キ上の空論さんの舞台が好きなのもあるかもですし、
その時の体調や気分の問題もあるかも知れませんが、
物語がグングンと入ってきて、とても楽しめました。
場面場面のパンパンという切り替わりの独特さが、キ上の空論さんの特徴かと思いますが、
今作ではプロジェクションマッピングでの言葉、文字での表現方法なども巧みで、
物語のストーリーテラー的存在と共に、この不思議な世界を見事に彩って魅せられました。
各役者さんが演じる登場人物達のコミカルなやり取り、
学生時代に男子達から裏で呼ばれていたあだ名を、実は本人の女の子も知っていて、
再会の場面でどうしても自分を思い出さない男の子に対して「コイツ、マジかよ」の後に
「○○○の!(と、呼ばれてた!)」と叫んで、そして男の子の方も思い出す場面とか、
なんか学生時代にそういうのあったなぁ~と自分には思い出される場面が多かったです。
フラフープで水切りの波紋を表現したり、本当にちょっとした表現方法ですが、
そういうのも気が利いていて、目にも楽しく拝見しました。
個人的には大好きな作品でしたので、是非とも映像化をお願いしたいです!!