埋める女 公演情報 城山羊の会「埋める女」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    95分。

    ネタバレBOX

    ゆたか(岩谷健司)…トラック運転手。たびたびモノローグする語り手。たすくにスコップで殺された。
    ミルク(福井夏)…家出したとこをトラックに拾われる。ゆたかとひとみの子。やや頭悪そう。多分死んだ。
    増淵(岡部たかし)…タバコ屋。親は神父。ゆたかとは顔見知り。アキヨに刺し殺され埋められた。
    アキヨ(金谷真由美)…増淵の内縁妻。ゆたかの元妻。増淵に愛想尽かしゆかたとヨリを戻そうとエロり出す。
    たすく(伊島空)…ミルクの家庭教師? ミルクを想ってかゆたかを撲殺し埋める。
    奥田(奥田洋平)…電通社員。東京オリンピック案件で忙しい。ミルクを連れ戻しにくる。
    ひとみ(坂倉奈津子)…奥田妻。18年前にゆたあの子を宿し堕胎したとウソをついて奥田と婚姻する。

    とある寂寞としたヒトケのない荒野で偶然か必然か出会った人々の不条理っぽい劇。
    嘘っぽくてホントっぽさもある会話が延々続き、ゆたかが49歳の生涯を閉じ、増淵やミルクもやってきて、ミルクとゆたかがトラックシーン演じている姿をタバコをのむ増淵見守るとこで幕。スローボール的な感じの作品でストンと落ちないとこが魅力かな。好みとは言わないが、多分親子であるゆたかとミルクのハートウォーミングな調子も手伝って、後味は悪くない。
    キャラはそれぞれ魅力的だった。アキヨにしろひとみにしろエロでゆたかを攻め落とす感がうまい。奥田の不安になる表情がまた良い(チラシ裏の表情も良い)。
    笑いはいつもより少な目かも、電通ネタは大いにウケたが。

    0

    2018/12/13 00:03

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大