満足度★★★★★
鑑賞日2018/12/08 (土) 18:00
座席1階
桟敷童子の舞台いつも迫力がある。この演目はいつもに増して力強かった。嵐を表現する天井からの激しい流水の音に勝たないと聞こえないのだから、当然かもしれないが、役者さんは大変である。今回は4人の盲目祈祷師を演じた女優4人のパワーが際立っていた。
山岳信仰色濃い山里の物語。村の少女が失踪し、神隠しに遭ったのではと村の総力を挙げての山狩りが始まる。女漁師が水車に絡んで目にけがを負う事件が起き、舞台は緊迫度を増す。
以前の「オバケの太陽」でも度肝を抜かれたが、衝撃のラストシーンだ。目が見えない人は素晴らしい景色なんて見えないと考えがちだが、目で見るのでなく心で感じるものだと気付かされる。