人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~ 公演情報 劇団鋼鉄村松「人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/12/02 (日) 16:00

    価格3,500円

    脚本が★5。一部演者さん★2。その他いろいろ加重平均を取ると★4。

    ネタバレBOX

    1年前(2017年10月)のオムニバス公演「鋼鉄の泡」の中の1本「人造カノジョ」の焼き直しというか、長編に伸ばしただけか~、見に行こうかな~、どうしようかな~、と逡巡したものの、バブルムラマツ氏の中編(黄金のコメディフェスティバル「滅亡のコメディア」「Mark(x)」各45分)は大当たりも多いので、見に行くことにしました。

    途中小難しいものが増えてきて脳みそが追いつかなくなってしまったが、キャベツの芯に葉をどんどん足していくように、鮮やかな色を持って物語の中心に集まって行く伏線の数々が見事で、えー、どこまで「人造のもの」が増えていくのー、という展開が見事だったと思います。
    ついでに言えば前年の短編の設定も最後の最後に包み込まれていく辺りは、ニヤッとするような、背筋が寒くなるような、というか。

    脚本だけで言えばケチのつけようなんかあるはずもないのですが、残念ながら演者さんの方のトチりが看過できないレベルで多かったのが残念です。理屈部分の要素もあってそこに登場する「言葉」が重要なはずなのに、その言葉に詰まる、間違える、最後にはクチャクチャになったまま進めてしまう、そんな部分が多かったです。本来なら上演台本があったら買ってもう一回読み直したいくらいの傑作なのに、演者の人がそんなに大事に演じているようでもないなら、観る方もそこまで熱中して掘り下げるものでもないのかな、と熱が醒めてしまいました。

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    2018/12/02 19:43

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