ハウス&シーク 公演情報 劇団コスモル「ハウス&シーク」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

     通常の板の上手側から客席へ延びる花道、板上は奥に外向きに開く扉を仕込んだ壁、上、下とも奥の壁面に対して若干のスペースを取り、斜めに設えた袖兼用の衝立がハの字に置かれている。無論以上の開口部3か所は出捌けに用いられるが、他に花道も利用されている。

    ネタバレBOX


    正面奥の開口部には、大きな蝶の絵が描かれている他、衝立にも翅の文様等が描かれ、ちょっとサイケデリックな印象を齎す文様は同時にアボリジニの絵をも喚起させて何とも宇宙的である。
    この開放的な舞台デザインとアナーキーな脚本が、闇鍋やブイヤベースのように何を放り込んでも、不思議に融和して自然に映るような仕組みを提供している。
    物語は、人の最も大切にすべきもの・ことが、通常不可逆的と看做される時の遷移が可逆的とされるタイムマシンの話と時と共に勘案しなければならない空間、今作では宇宙と其処に生じた生命の諸関係がUFOやUMAを通して滑稽に展開する。然しながら総て、生命を構成している物質は諸星の生産したものであるから、その大切なもの・ことが共通項であるかのような深い因縁と必然とで繋ぎ合わされ大団円になだれ込む。従って一見ハチャメチャに見える今作、一皮剝くと、生命の本質を描く部分に一切ブレが無いことに気付く。このしっかりした脚本を役者達の身体に落とし込んで観客に届ける時、紗幕を用いたり、テレパスウオッチなる器具を用いて心の声を届け膠着しそうな事態を打開してゆくなど、見世物小屋的な歌舞きの技を用いて味を出しつつ、エンコのキッチュな懐かしさを自家薬篭中のものとして提起してくる面白さに嵌る観客が居るのも頷ける。無論、照明や音響を通常とは変わった形で用いる場面や特殊な技術もあって効果的だ。

    4

    2018/11/08 17:22

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  • 静さんへ
    またお会いするのを楽しみにしています。
                ハンダラ 拝

    2018/11/11 12:39

    ハンダラさま
    伝えます
    ありがとうございましたm(__)m

    2018/11/10 19:51

    静さんへ
     こちらこそ、素敵な公演有難うございました。
    今後ともよろしくお願いします。劇団の皆さまにも
    よろしくお伝えください。
                  ハンダラ 拝

    2018/11/09 13:04

    ご来場ありがとうございましたm(__)m

    素敵な、深いコメントたくさん、本当にありがとうございますm(__)m

    2018/11/09 03:20

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