満足度★★★★
鑑賞日2018/10/25 (木) 19:30
価格3,000円
冒頭、バ○が付きそうなほどベタな新婚カップルの朝が描かれ、序盤のカラーテレビに関する会話にパナカラー(松下の商標)、キドカラー(日立の商標)、20インチ、26インチ(今にしては画面が小さい)などの単語が出て(その後も国鉄、2ドア冷蔵庫、電子ジャーなどが出る)これまたベタな嫁いびりの姑(市川歩さん:好演)が登場して「なるほど、昭和のホームコメディね」と納得して観ていたが、終盤でいきなり現代のアイテムや用語がが出てきて違和感。
ここでボンヤリ見ていたアタマが回転し始め、そう言えばそこまでもいくつかあったかすかな違和感から真相を推察、マチネのタテヨコ企画「美しい村」同様、台詞で明かされる直前に正解にたどり着く。
これ、一度観て真相を知った上でリピートすると、あれこれ気付く部分がありそう……ってか、しっかり伏線がはってあるから、そしてそれらを半ば無意識的に観ていたので初見でも終盤で真相か明かされる前に勘づくことができたのだろう。
で、観終わってから「これを映像化するならどうするか?」を時々考えているが妙案が浮かばない。やはり「あの表現」は演劇ならではなのではないかしらん?