ボクとママと発達障がい/ヘルプマークのトリセツ 公演情報 NOS(Natural one style)「ボクとママと発達障がい/ヘルプマークのトリセツ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 「ボクとママと発達障がい」の回を拝見しました。
    アンケート用紙が配られなかったので、こちらで書かせていただきます。

    ネタバレBOX

    チラシに「実体験をもとに描きました」とあるので、原作者(企画者?)の方の思い入れがたっぷり詰まっているのだろうと予想はしていましたが、その通りでした。
    発達障がいについては詳しく知りませんが、母親が息子が17歳になるまで障がいに気づかなかったのはそれだけ軽度だったという意味なのでしょうか?義務教育中に気づく機会はなかったのですか?それだけ子供に無関心な母親だったという描写なのでしょうか?
    また、17歳で特別支援学校に入ってメデタシメデタシ…というエンディングでしたが、その後はどうなるのですか?就職のことは考えないのでしょうか?職業訓練などは検討しないのですか?私なら、子供の将来の不安がまず一番に来ますが。発達障がいについて疑問だらけでした。
    このように、本作はリアルを描いているようで、どこかファンタスティックな描き方になっています。発達障がい児の母親なら共感できるかもしれませんが…一般の者からすると、作者の承認欲求を押し付けられているような気分になります。特にストーリーテラーの主観的な語りには閉口しました。

    おそらく、このお芝居でもっとも感動するのは原作者でしょう。「発達障がい児の母はこんなに葛藤がある、でも事実を受け入れることが大切!」というストレートなメッセージは、本作中で主人公がやっていたようにブログで発信するのがよろしいのでは。または、発達障がいの親の会やシンポジウムなどで披露するのもいいかもしれません。
    劇場でエンターテイメントとしてチケット代を取る(それも小劇場にしては割高)ならば、「へぇ~」だけでなく、「面白い!」と思わせてほしいですね。

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    2018/10/21 00:23

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  • ご来場いただき、またコメントありがとうございます。
    現状、義務教育中で「発達障がい」を積極的に知りえるようになったのはごく最近のことです。それまでは「変わった子ども」というだけで世の中が済まされていたのが現状で、本当に自分の子がそうだ、と知ったとき、どんな感情になるのか?周りではどんなことが起こるのか?まずはそれを描く必要があったので、この部分に特化しています。またこの先の就職のことや将来のことをこの90分という時間だけの舞台で表現するのには、もっと上演時間よりも大量の上演時間がかかることをご理解いただけたら幸いです。
    この話は実際にブログにしていたのを舞台化したお話です。今年で2年目の作品となります。(現在、ブログは閉鎖しています)
    ちなみに劇場代の収益は公式HPにも公表しておりますが、有料の理由はこの作品に携わる方々へのお給料となり、それでも営利がでる場合は、すべて発達障がい支援団体、区や行政の福祉部門へ寄付されます。ご理解のほどお願いいたします

    2018/10/28 19:05

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