満足度★★★★★
ストーリーはディズニー・アニメのオリジナルです。「アラビアン・ナイト」の「アラジンと魔法のランプ」とはまるで違います。基本は古典的なラブ・ストーリーですが、全体としては自由を勝ち取ることがテーマの現代劇でもあります。現代的なところとして、たとえば、求婚する王子に王女が家事の分担を求めるところなどは苦笑させられます。そして最大の自由はランプの精ジーニーに与えられます。
基本となる音楽はビッグバンドによるスイングジャズ風のものです。たとえば映画「スイング・ガールズ」で使われた「Sing,sing,sing」が似た感じです。この種の音楽には手拍子が良く合うのですが1曲が長いので始めたのは良いが途中で疲れて止めてしまうこともあって手拍子をするかどうかは難しいところです。長期公演なので音のセッティングが完璧に決まっていて音楽はもちろん歌詞やセリフも明瞭に聞こえます。
直近の空席で公式に買えるのは3,240円+手数料の二階最奥のC席のみです。これを書いている時点で10月は売り切れですが11月は3日間、12月は5日間が「残席わずか」になっています。二階席の利点は舞台の全体が丸見えなことです。とくにジーニーが出入りする床の仕掛けは実にうまくできていると感心させられます。これは上からしか見えません。
2回目に行ったときは高校生の団体が入っていました。途中休憩で2人の女子高生がディズニー・アニメとこの舞台について熱く語っていて、そのトークを文字に起こしてここに書けば行きたくなる人が続出するのではと思いました。