108 公演情報 劇26.25団「108」の観てきた!クチコミとコメント

  • なるほど「108」か・・・
    それほど予備知識もなく、フライヤーの印象と役者のお名前を見て伺ったのですが・・・。

    比較的明るいトーンの舞台にリラックスして観ていたら、ぞくっとするような女性の内心が浮かび上がってきて圧倒されてしまいました。

    ネタバレBOX

    夢のシーンで同じ台詞が語られるのですが、語り手が聴き手に変わり、聴き手が話し手に変わる・・・、ただそれだけの逆転が観客に与えるインパクトの強さに愕然としました。


    ひとつの視点を持つことで瓦解していく主人公の姿にぞくっと・・・。
    内心に隠した独りよがりの幼さと我侭な思いが、鎧からはみ出るように現れる姿にはただただ瞠目・・・。


    つけを払う刻限を悟りながら、それでも自分を制御ことのできない、どうしようもなさの表現が実に秀逸だったと思います。

    清水那保の薄い皮膚の内側に見えるような繊細な心情表現に引き込まれて・・・。
    永山氏、やっぱりうまいなぁと思います。

    帰り道、大晦日に払うのは、確かに「108」個だったなぁと突然思いつき、勝手に納得。
    正しい解釈かどうかはわかりませんけれど・・・

    0

    2009/03/14 01:38

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大