満足度★★★★★
「焼かれてしまえばタダの灰」といいながらも骨壺の収め場所は納骨堂より霊園の方がイイかなぁと思えたり、それこそ「私はそこには居ません」でしょう。といいながらもお墓参りの際には必ず手を合わせてご先祖様に話しかけたりと、こうして向き合ってみれば自分の中にある「お墓」に対しての考えはどこか矛盾だらけだなぁと認識。
人生最後の不動産売買でもあるので、ちゃんと考えなければいけませんね。
そして「お墓」を考えるのはこんなにも「どう生きるか」を考えるのと通ずるところがあるのかと驚きを覚えながらの観劇でした。
「お墓」を売りたい人達と「お墓」を買いたい人達の物語。
この切り口からこんなにもストーリーが広がっていくなんて!
本作のようなお墓の販売説明会だったら是非参加してみたいものです。
もちろん本作に出てくるようなお客さんも込みで。
専属のダンサーさんによる表現は作品の差し色になったり、物語に溶け込んだりと贅沢な存在感。
演出家さんの眉唾モノな前説も面白かったです。
2018/10/11 01:52
2018/10/06 11:03
作演出の守富です。
あんな客しかいない説明会だとしたら、僕は多分途中で帰ります(笑)
お墓や葬式は、考えてみれば不思議な風習ですよね…
調べれば調べる程、よく分からなくなりました。
前説は、本当にあった出来事です!
みんな慌てて劇場の神棚に手を合わせておりました…(笑)
次回作も、楽しんでいただけるよう全力を尽くします。
是非、またご来場いただけますよう願っております。