『川辺市子のために』『川辺月子のために』 公演情報 チーズtheater「『川辺市子のために』『川辺月子のために』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    以下では「川辺市子のために」を「市子」、「川辺月子のために」を「月子」と略記します。

    「市子」→「月子」と観劇

    公演が終わりましたが「観てきた!」がさっぱり増えなかったのは皆さんわけがわからなくなっているのではないかと思います。そこで byassist さんの既述を参考にして主に「月子」のあらすじを書いてみます。もう誰も興味がないかもしれませんが誤りがあればご指摘ください。実はもう記憶が薄れているので冷や冷やものです。完全版を独自に書いてくださる人が出てくることを期待します。

    ネタバレBOX

    「市子」ではモロ師岡さん演じる刑事が小泉正雄の殺人について疑問点が沢山あると追及していたので、当然「月子」ではその解決がなされると思いきやモロさんは出演せず、「真昼間に死体を布団にくるんで誰にも見られずに線路に捨ててくるなんてできない」という疑問は放置されたままでした。

    「月子」では「市子」では触れられていなかったもう一人の「つき」子が登場します。
    実は「つき」子には川辺月子と小泉ツキ子という同い年の二人がいたのでした。小泉ツキ子は小泉正雄の子で、重い病気で幼いころに川辺月子と交換したので、「市子」での川辺月子は実は小泉ツキ子です。小泉ツキ子という名前は「市子」には登場しませんが、川辺月子(本当は小泉ツキ子)を(誤って?)死に至らしめたのは小泉ツキ子(本当は川辺月子)なのです。しかし実の姉の市子がかばって自分がやったと主張していたのでした。

    *「市子」で小泉ツキ子の存在に触れなかったのはやはり変ですよね。

    「月子」の初めのあたりでは川辺なつみの本当の子供の市子と月子はそれぞれ川辺月子と小泉ツキ子という戸籍を持っているのでした。しかし、死んだ月子の遺体が見つかったので戸籍としては川辺月子が死亡したということになり、そこで市子はまた無戸籍に戻るのでした。

    表題の「川辺月子のために」の川辺月子は本来の川辺月子、つまり現在の小泉ツキ子のことを指します。以下では月子と書きます。

    「月子」では「無戸籍者支援の会・証(アカシ)」がクローズアップされます。ここに市子と月子が市子の戸籍を取得しようとして参加します。月子は歌とギターのうまい熊田百子(ももこ)と仲良くなります。そして百子は戸籍取得に成功します。戸籍取得には育ったところでの証人などが必要ですが悪事の発覚を恐れる市子にはそれが不可能でした。そこで市子は百子を殺して戸籍を奪うこと(背乗り)を密かに企みます。そこにおなじみのストーカー北も加わり4人は温泉旅行に出かけます。しかし、市子の計画を知った月子はようやく幸せになった仲良しの百子を殺そうとするという鬼畜となり果てた市子を許せずビール瓶で殴って殺します。北は市子の亡骸を車に乗せて台風の中、海に消えて行くのでした。<終わり>

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    2018/09/03 04:36

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