二代目なっちゃんの愛人。 公演情報 なかないで、毒きのこちゃん「二代目なっちゃんの愛人。」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/08/30 (木)

    21日の初回を拝見して思うところあり、ラストとなる30日ソワレを拝見。

    ネタバレBOX

    21日・初回では、開演前のあれやこれや、上演中、目の前で繰り広げられるなんやかんやを、ことごとく素直に受け止める、劇団側からしたら、まさしく、意図した通りの「観客」を、知らず知らずのうちに演じさせられたようです。

    しかし、(同時期、別のトラブルで、当初の予定とは異なる舞台となった、ヤリナゲさんの『みのほど』におけるドタバタぶりとは対照的な)例のアフタートークのあまりの手際の良さに「まさか?」と首をかしげ、終演後の「たとえば、芝生みどりが実在するかのごとき、虚実ないまぜなツイートをしてください」の「特別許可書」の文面で、さすがの鈍感アタマもピンと来て!…後は、言わぬが花、ですねw

    演者・スタッフがスクランブル体制で「アクシデント」に立ち向かった(と思われる)、ヤリナゲさんの『みのほど』と、意図された「アクシデント」の舞台化であった、なかないで、毒きのこちゃんさんの『二代目なっちゃんの愛人』。一見、同じようで、実は対照的な2つの舞台を、偶然にも時期を同じくして「体験」できた僥倖、もし小劇場演劇の神様がおられるのならば、感謝し切れないほどの大感謝です。

    なお、老婆心ながらなんですが、新宿コントレックスvol19 での短編が萌芽であったのだろう、今回の大仕掛け、実に見事にキマッタ!とはいえ、これで、次の公演からは、「毒きのこちゃん、また、アレがあるかも?」と観客は身構えてしまうだろうな、とも思われます。白紙の状態では臨まなくなる観客を相手にするのは、ちと難儀かな、とも軽く危惧されます。

    あと、個人的なお願いなんですが、この公演のために造形した?「芝生みどり」のキャラ、機会があれば、別の作品においてでも、是非、生身の役者さんに演じてもらいたいなぁと。

    最後に、本当の!配役について記しておきます。

    演出家・鳥皮ささみ…森岡未帆さん
    劇団員タムラ…田村優依さん
    役者キクチ…菊池真琴さん
    役者フルキ…古木将也さん
    役者ムト…ムトコウヨウさん
    舞台監督カトウ…中澤功さん
    音響スタッフ・ナカタ…石澤希代子さん
    照明スタッフ・ヤマウチ…猪股和磨さん
    井上マサシ(芝生みどりの父)…森田ガンツさん
    井上フミコ(芝生みどりの母)…工藤史子さん
    芝生みどり…???さん

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    2018/08/31 03:18

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