星の砂 公演情報 日穏-bion-「星の砂」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/08/26 (日)

    下北沢「劇」小劇場にて日穏-bion-「星の砂」を観劇。
    先月に上演された「月の海 2018」の続編、、という訳ではなく、前作の主人公たち(望月静と豊の姉弟)の両親の出会いを描いた作品。時代設定は昭和44年。日穏-bion-さんが得意とされる昭和の物語。冒頭シーンこそ前作の望月静さんが登場するものの、ナレーションが終わると一気に昭和44年にタイムスリップ。質屋兼定食屋という舞台設定が面白い上に、店主役の剱持直明さんの演技が面白さに拍車をかけている印象を受けます。質屋兼定食屋という珍しい形態のお店になった経緯も紹介されますが、とても自然な感じで違和感がなく、むしろよく出来ているなと感じました。劇団主宰の岩瀬晶子さんが栃木県のご出身ということもあり、日穏-bion-さんのお芝居には栃木の豆知識的な要素がさりげなく登場する点も特徴に感じます。以前の作品「夕顔」で登場したかんぴょうの歌が再び登場したのは笑いました。今回も随所に心地好い笑いを感じる一方で、終盤の涙を誘う感動的なストーリー、前作とのリンク感は素晴らしいの一言。今回も上質な心温まる作品を観劇することが出来て大満足です。望月稔役の内浦純一さんはどんな役でもハマり役に感じられるのは凄い。定食屋の娘役の井上希美さんの好演も印象的で、剱持さんとの親子役をずっと見ていたくなりました。その他の役者さんも皆さん素晴らしく、あーこういう人いるいる、と思いながら拝見させて頂きました。

    0

    2018/08/26 22:53

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大