Nf3Nf6 公演情報 パラドックス定数「Nf3Nf6」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    緊迫感がありました。

    ネタバレBOX

    数学者であるナチス将校が、連合国側から追放され収容所に捕らえられたユダヤ人数学者を自室に連れてきて、暗号解読のヒントを掴もうとチェス盤を挟みながら対峙する話。

    この演目は2007年にサンモールスタジオで観たことがあります。強い衝撃を受けた記憶があり、題名は今でも鮮明に覚えています。コペンハーゲン的原爆の話だったっけなどと思っていましたが暗号解読の話でした。

    ドイツ軍の暗号が解読されている焦りや、お互いが旧知の間柄で、それぞれの兄弟が深く絡んでいたこともあってか、強者と弱者の立場が逆転しました。演劇的には面白いですが、とりあえず置かれている状況を考えるとそこまで劇的に変化するのかなとは思いました。

    チェスの一手が暗号解読の要素になるのかなと思っていましたがそうではありませんでした。将校と将校の兄との関係性を示すものでした。

    国家間の暗号解読が、個人の個性対個人の個性の要素が強いというのは言い過ぎ感がありました。彼らがコンピュータの発展に寄与していたことも窺い知ることができました。

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    2018/08/25 09:46

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