満足度★★★★
鑑賞日2018/06/24 (日)
観客が事件の大筋を知っている前提なのか、説明的台詞があまりない。知らなければ、会話の中の断片的なピースを…パズルを解く様に繋ぎ合わせていく感じになるが、むしろそれも一興。…逆にそれが本来の楽しみ方かも…。
逆に史実を知っていると、あまり謎が拡がらなくて想像の余地がないきらいもあるのだが、さて、この事件をまったく知らない若い世代には…この作品はどう映ったのだろうか…というのは素朴な興味です。
既知・未知いずれにしても、公私に広く及ぶ思惑を想像させる「不明瞭な会話」が交わされる中、非日常の緊張感と日常ののどかさが交錯する空間が拡がる…非日常の中の日常… 日常の中の非日常が…相互に際立つ。 …そこに暗躍する…「思わせぶりな態度/行為」の数々が想像を掻き立ててくれた。
以降、ネタバレBOXへ