福島三部作 第一部「1961年:夜に昇る太陽」 公演情報 DULL-COLORED POP「福島三部作 第一部「1961年:夜に昇る太陽」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    重たい話をエンタテインメント性満載で貫いたのは素晴らしかったです。

    ネタバレBOX

    東電、県庁、双葉町役場が、地主でオピニオンリーダーの男から原発用地買収の確約を取り付けた、まさに福島原発がスタートした1961年の話。

    広島で原爆を経験した先生風の東電の男はいくつぐらいなのでしょうか。2011年当時は生きていたのでしょうか。気になります。東北地方は地震が少ないなんて、どこから来た認識だったのでしょう。反対運動は無かったのかと気になりましたが、金と他の候補地をちらつかせる手法は巧みでした。

    東大を出たら東京で就職しようと考えている地主の孫に当たる長男が、原子力分野の会社にでも入って今後とも主人公的存在になるのかなと思っていたら、次回作は地元に残った次男を中心に、そして三作目は、新聞記者になった三男を中心に話が進むそうです。人形劇で、三男を操作していた人だけが他の役を兼任していなかったという印象は、そういうことだったのかと得心しました。

    重たい三部作かと覚悟を決めて見始めましたが、まさかの大声演劇、子供を人形で表現した人形劇はめちゃくちゃ楽しく、エンタテインメント性満載で素晴らしかったです。

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    2018/08/02 11:52

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