君の言った”またね”を僕は1年待っている 公演情報 感情7号線「君の言った”またね”を僕は1年待っている」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/07/06 (金) 14:30

    価格3,200円

    【先攻:Bチーム】
    高校での出逢いに始まる恋愛における「もしもあの時」、銀河鉄道の夜、七夕の三題噺、的な。
    複数の会話を同時進行させキーとなる単語や台詞が一致する「シンクロ会話」の技法と「アレ」の合わせ技や物語構造、某名作(好きなんだ、これが)オマージュ、サラッと流すあの曲・その曲、装置とラストのシカケなどあれこれツボを突かれた。

    ネタバレBOX

    「シンクロ会話」を使う芝居も時々あるが、それと「もしもあの時」の2つの行く末を組み合わせたものは観た範囲内では記憶になく、そのアイデアに感心。
    そしてその卒業式の日にメインの二人が互いに探し合う場面でバックに流れているのが「山崎まさよし / One more time,One more chance」というのにニヤリ。あれ、「あちこちで探す」歌詞だから。(笑)
    その場面で「LINEなどで連絡すれば?「君の名は」(←「。」が付かない昭和の方)じゃあるまいし」と思っていたら、その気持ちを見透かしたように「伝言でなく直接会って伝えたい」という台詞があるのも巧い。(笑)

    また、当日パンフレットのジョージの画像から漠然と「銀河鉄道の夜」を感じていたら、本編に登場した時に流れる音楽が宮沢賢治の「星めぐりの歌」で、「あ、やっぱり!」みたいな。
    なので彼らが最後にたどり着くのは天気輪の柱の丘か?とも。(笑)

    あと、中央に鎮座している装置、M.C.エッシャーの「物見の塔」の上層部分を省略したもののような気がしたのは、少し前に「ミラクルエッシャー展」を観たからか?(笑)

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    2018/07/24 22:41

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