【東京公演】劇団壱劇屋「独鬼〜hitorioni〜」 公演情報 壱劇屋「【東京公演】劇団壱劇屋「独鬼〜hitorioni〜」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    劇団壱劇屋Wordless×殺陣芝居の初めての東京公演、「独鬼」を観てきました!CoRich舞台芸術まつり!2018演技賞の竹村晋太朗の作・演出・主演です。

    1年半前の大阪初演より、演出がいろいろ整理されていて、ストーリーがより伝わってきました。初演と同じ役の人、初出演の人、モブから役付きになった人、役付きからモブになった人、モブ続行の人、それぞれの演技が重なり合って、とてもいいハーモニーを感じました。初演に引き続き鬼の笑顔には泣かされましたが、今回はさらに、各年代の女と男のいろんな表情が印象に残りました。特に客演の劇団☆新感線の村木よし子さんの笑顔は、心にしみました。

    今回誘った友人たちも「台詞ないのに分かるし、気が付いたら涙が出ていた…」と言ってくれました。そして友人たちは、主役以上に、モブの運動量や一体感のある動きに驚いていました。アフタートークで村木よし子さんも「みんな本当に一生懸命で~尊い!」石原正一さんも「初演のころ出来なかった側転が、うまくなっていた子がいた…」などと、ほめてました。

    末満健一さんのアフタートーク出演の効果もあり、おかげさまで初日は満席でした。平日の昼回もそれなりの観客が動員できたようです。もし、私の「観たい」クチコミも参考にして、予約された方がいらしたら、ありがとうございます。
    でも再演を観て、やはり心ゆさぶられて、この「独鬼」をもっと多くの人に観てもらいたいという想いが、さらに強くなりました。迫力と感動の殺陣芝居が、大阪の半分の小さな劇場で、観劇というより体感できるチャンスです!どうかどうか、17日までに池袋に来れる方が1人でも多く、「独鬼」を観に来てくださいますように!

    今回は予定が合わないくて残念…という方がいらしたら、来年7月にまたWord1ess×殺陣芝居の東京公演があるそうです。どうか劇団壱劇屋の名前を覚えておいてくださいね!

    ネタバレBOX

    友人たちも、「赤ちゃんが育つシーン」を羽織で表現する演出が面白かったようで「歩いてる、こけた、抱き上げたのが見るようだった」とのこと。アフタートークで竹村さんは「子役がいれば6世代で描きたかった」と言ってましたが、生の演劇としては、あれは秀逸な演出だと思うのですが…

    各世代の女と男のシーンをより丁寧に描いたことで、ラストの「各世代の男が登場して4人で鬼に切りかかり、鬼が負けそうになったところで、各世代の女が登場してそれを助ける」シーンで、さらに胸がしめつけられました。

    どちらも生の演劇ならではの演出だと思います!ぜひ観てほしいと思います!

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    2018/07/14 13:33

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