満足度★★★
30分程度の作品が4作演じられる短編集。
「ホテル・リトル・ミラクル」、女の幽霊の話だけど、公演を観ている場所が歌舞伎町なので妙にリアルに感じた。オチもきれい。ただ肝心の「なぜ女が自殺したか」の動機が弱いし腑に落ちないので、もったいなく感じた。
「ビッチの品格」、女同士のわちゃわちゃした感じと共に腹の探り合いやマウンティングなどが軽やかに演じられていて楽しませてもらった。スーツの女の、男を軽視することで心の痛みを無効化しようとする様が辛そうで沁みた。
「最後の奇蹟」、星新一と君の名はをミックスしたような佳作。ちょっとシベールの日曜日を思い出したりもした。女の子の名前は「ルナ」だったでしょうか?
「かっこ悪い男(悪)」、小劇場の内輪ノリや悪ノリを舞台に持ち込んだ感があってとても苦手で早く終わらないかな・・と思いながら観てた。この作品だけはどうにもつまらなかったです。