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トイレの花子さんの帰宅
観てきた!クチコミ一覧
クチコミとコメント
公演情報
やまだのむら「
トイレの花子さんの帰宅
」の観てきた!クチコミとコメント
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byassist(843)
満足度
★★★★
鑑賞日
2018/07/10 (火)
10日ソワレ(65分)を拝見。
ネタバレBOX
「凄まじい老け顔の大学生」「謎の巨大生物」「人間化したサバンナモンキー」…といった、(作・演の)國吉ワールドにおけるユニークな先人?達と比べると、かなり地味目な、今回の「地縛霊」&「ストーカー女(後に幽霊化)」ペア。そして、小劇場演劇の役者の3人で過ごす、半ば強制的なルームシェア生活を描いた65分。
饒舌なストーカー女「マルヤマ」(演・三澤さきさん)を通して、主人公の「ぼく」(野村亮太さん)の実態を浮かび上がらせていく手法、思わず唸ってしまう程の巧さです。
さらに、観ている側の神経を逆撫でする理不尽極まりない「マルヤマ」と、あまりにナイーブ過ぎて、観客からすれば、同じくイライラさせられる「ぼく」へのフラストレーションを緩和してくれる、キモ可愛い地縛霊「花子さん」(山田健太郎さん)の配置も見事です。
さて、三人三様、不器用で一方通行な恋のベクトルのまま、先行きどうなることかと、途中から案じていましたが、ラストは、恐らく観ている者の誰もがホッコリするような、見事な着地。小説の神様といわれる志賀直哉ばりの、短編戯曲の女神様の至芸を目の当たりにした思いです。いや~、ホンマに凄いホンやなぁ!
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2018/07/11 04:06
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