満足度★★★★
鑑賞日2018/07/09 (月) 18:30
國吉咲貴の作・演出だというので楽しみに観に行った。面白かった!小劇場の役者である「ぼく」(野村)のトイレに幽霊の花子さん(山田)が現れ、住んでいると言う。また、「ぼく」のストーカーであるマルヤマさん(三澤)は、勝手に合鍵を作って入り込んだりして、「ぼく」のプライベートな空間が無くなっていく…、という展開だが、國吉にしては珍しく物語に不条理がない。幽霊の存在は一応不条理だし、マルヤマさんの行動は過剰ではあるけれど、スジは通っているので、普通の物語として観られ、それはそれで巧みに作りこまれている。終わり方は少し切なく、そこもまた私の好みにフィットしてる。