満足度★★★★
年数回の観賞分野ですが・・・
観賞させて頂きました。この日は歌舞伎観賞で、自分はいつもこちらのサイトの「観てきた!」を拝見させて頂き、勉強させていただいている分野ですので、作品についての解説は自分の後に書き込みをされる方のものを読まれることをお勧めします。自分の場合は、年に数回ほどこのような分野の観賞をお供でしなければならない理由があります。親戚が茶道を教えていますが、自分がまだお恥ずかしい10代の反抗期の頃に「気持ちを安らげるために」との理由で習わされることになりましたが、その後そのまま年月が過ぎ20代前半になった時に簡単なお茶会がありました。茶道をされる方は女性が非常に多いのですが、その時男は自分一人でした。お茶会では正客と言うお客の主になる方がいますが、この日男一人の自分が、ぜひ男性の方がなるべきだ、となることになりました。ですが、この正客はお手前を頂いた後に茶器や掛け軸や生け花などを話題にして教養のある風雅な時間を提供しなければなりませんが、自分の場合は「萩焼ですか・・・、・・・結構なお軸で・・・、・・・」茶道には着物を着れる機会があるという理由で若い女性もまた多いですが、まだまだ若かりし頃の恥じらいのある自分には長い、長い拷問のような時間が過ぎていきました。その後さらに月日は過ぎますが「教養がないから、大恥をかかされた」と言われ、年数回お供をしなければなりません。しかし、本公演は観る者を楽しませる「観どころもいっぱい」で、観る者を選ばず・気軽に楽しめる「分かりやすく・楽しい作品」でした!ただし、本公演は休憩時間を含めると4時間を軽く越える作品で、長時間の観賞が苦にならない方でないと少し苦痛を感じてしまうかもしれません。歌舞伎の作品に対して専門的な解釈などとても加えられる立場にはありませんが、観賞させて頂いていて思いましたが、その舞台上の色彩感覚が目に非常に優しく映り、その台詞のリズム感覚や間が非常に心地良く感じられ「やっぱり自分は日本で生まれ、日本で育ったんだなぁ」と妙に納得してしまいました!今回の作品の評価については、とてもではありませんが自分が評価できる分野ではなく、この後に書き込みをされる方々のものこそ正しいもので、自分はたんに個人的な満足度を星の数で表させていただきます。長時間の観賞でも苦痛を感じることがないならば、「分かりやすくて・楽しみどころいっぱい!」で誰でも気軽に楽しめそうな歌舞伎にも思えましたが、休憩時間も長めとはいえども4時間を越えますから、それが苦に感じるかどうかも本作品を楽しめるかどうかにかかわってくるような気もします。たまには自分が普段好んで接する機会を持とうとしないことも、触れてみるとこれはこれでまた楽しい時間が過ごせるような気がしますが、自分の場合はなかなか楽しい時間が過ごせました!