満足度★★★★
鑑賞日2018/06/12 (火) 13:00
価格3,500円
【黈の章】
昨年の「血糊を使わない虚飾集団廻天百眼」に対して今年(再演作品除く)は「歴史的事実のVoyantroupe流解釈(あるいはアレンジ)」的にしてかなり健全(笑)な印象。
前半の「レディ・ゴダイヴァとピーピングトム」は大岡裁き……というより一休さん的?なアイデアによって権力者に一杯喰わせるのがユーモラスで痛快。
前半と後半に分割された「毒妃クレオパトラとアルシノエ」は多少の残虐場面はあるものの史劇の薫りすら漂う。
考えてみるとクレオパトラについては虫プロの「セクシーアニメラマ クレオパトラ」で得た知識くらいたったので帰宅後にwikiで調べてあれこれ確認&納得。
再演の「ウェスト夫妻の偏り尽くした愛情(風)」は昨年のキャストを思い出したり赩の配役を想像したり(当日パンフレットにはあったがきちんと覚えていなかったので)しながら楽しんだ。
3編の中ではこれが一番過激ではあるものの、コメディ仕立てになっているしエロでもなければグロでもないのでホント穏やか。(笑)