巛 公演情報 ゆうめい「」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ゆうめいの作品を観るのはこれで3度目。初めて観た『弟兄』ではその巧さに唸りつつ、自らの痛々しい過去を笑えるものとして提示する池田の姿勢に疑問を感じた。観ていていじめの共犯者になったような息苦しさを覚えたからだ。2作目の『〆』は他人の痛みを笑っているようでさらにいただけなかった。
    今作は前2作と比べると一歩引いた、客観的な視点から物語が描かれていて、その意味で前2作で感じた居心地の悪さはほとんどなかったのだが、一方で凄みも減じてしまい、結果として感じたのは物足りなさだった。
    (その後、ゆうめいは6月に早くも新作『あか』を上演。こちらは文句なしの傑作だった。)

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    2018/06/15 02:59

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