翼の卵 公演情報 劇団桟敷童子「翼の卵」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/06/06 (水) 14:00

    座席1階2列

    昨夏、「蝉の詩」を観に行ったとき、原田大二郎さんがご夫人と思しき方と観劇にいらしていました。(ちなみに、同日には辰巳拓郎さんもいらっしゃいました)その観劇がきっかけになったのか、オファーありきの観劇だったのかはわかりませんが、今回の出演を知ったとき、何とも懐かしうれしく思われました。(桟敷童子が気に入ってくれたのだなあ、と)
    相変わらず出てくるクズ人間には、毎度のことながら憤りを感じて、とても不快ですし、それによって招かれる幾つもの死は何とも言えない不条理感を醸し出します。でも、これが桟敷童子の持ち味でもあり、マンネリを指摘する方もいらっしゃいますが、「モグラ」や「標」のように、活劇を織り交ぜた作品もありますから、私としては十分に許容範囲と言えます。あまり気になさらず、作りたいようにお作りいただけるのがよいかな、と。でないと、毎度毎度、満席ににはなりませんよ。

    ネタバレBOX

    冒頭部分で、ラストシーンを演じ、回想的にそこに至るまでを舞台展開するといった構成は、桟敷童子がよく用いる手法です。しかし今回は一捻りして、恵子の声がラストを変えてしまうという展開は、ちょっとしたサプライズでしたね。
    それがあっての、耕作と頼子の和解への一歩が示されるのですから。

    ラストの大掛かりな家屋の崩壊は、やはりびっくりしましたね。確かに夜の部までに大道具さんがあれを組み直すと思うと、ただただ大変だろうな、と思ってしまいます。
    どうやって、最後の挨拶に役者さんたちが出てくるのだろうと心配までしてしまいました。
    確かに舞台後方の、恵子の翼は大きすぎる感はありましたが、まあ、こじんまりと可愛くやってもあまり効果はなかったので、それはそれでOKかと。

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    2018/06/11 13:26

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