俺の屍を越えていけ 公演情報 feblaboプロデュース「俺の屍を越えていけ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    作品を通して観た感想としては凄い面白かった
    ただし難しいのが2018年という現在の社会通念だったりコンプライアンスだったりを考えて物語を見ると全てが破綻してしまいかねない物語
    昔の物語なら昔の設定にしておくべきだし、現在であればそこに帳尻を合わせていかなければいけないと思う
    高木健さんの奮闘が有ってこの人を観るだけでも面白い舞台なのは間違いない

    5/16追記
    休演日明けの三日目から演出がだいぶ変更され(主に時代設定部分)、上記やネタバレで書いた問題点が解消されていた。それによりしっかりと物語の意図やキャラクターそれぞれの立場が伝わってくるようになってました
    →この物語は時代というものに取り残された人やこれから背負っていく人、流されていく人抗う人などを映しそして流していく物語
    どの立場にもなれるし、どの立場も時代遅れと嘲笑っても良い。そしてそんな中強烈なキャラクターの激しくも可笑しいやりとりを嘲笑って過ごせる良作

    ネタバレBOX

    女子のお尻を揉まずにいられない上司がいくら自分を犠牲にして何かをしても、辞めて当然というかその前に問題になるというのが現在の社会通念だと思う
    女子が反撃もしていたが山田の揉ませればいいじゃないかという発言自体が非常にまずいものだしパワハラ、セクハラ問題をなんら解決しようとしない状況というのが2018年と言う時代性を考えると無理筋すぎる(解決しない事自体は現実でもあるのでいいのだが、何の問題にもしようとしないというのが厳しい)
    ↑↑↑
    3日目から演出が変わり、時代設定が明らかに2000年代前半となった(スマホが無くなり、ガラケーになったり、会話に出てくる芸能人がその時代の人になったり)
    時代性が定まったことでまず余計な疑問が湧きにくくなった(スマホ使っている時代にはがきで投稿?とか)
    そしてその時代の社会通念を考えるとセクハラという言葉は普及していたが、まだまだエロ親父が見過ごされることがおかしくない時代になって、だいぶ物語を受け入れやすくなった
    ※逆にこういった時代にこんな設定の物語を演るのはどうかといった視点は出てくると思うが、物語としては意味がわかるようになった

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    2018/05/14 00:32

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