ライムライトを浴びて 公演情報 ピロシキマン「ライムライトを浴びて」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度

    芝居としては星2つ。公演としては星1つもつけられない。

    最近人気があると聞いて見に行ったのだけど。まだそんなに経っていないはずなのに話の筋が思い出せない。
    スタートから客席がぼんぼん笑っていて、少し孤独感があったのは覚えている。
    ローラースケートを履いて舞台上を走り回っていた役者がいたこと、なんのためにいたかわからないストリッパー達、それなりに笑えるネタが少し、男達がおしめをして出てくるラストなど身内受けとしか思えない予定調和が沢山。感動シーンは脚本の質が素人レベルで子供騙しにもなっていない。
    他の方の感想通り身内受け感がすごくて、観終わった時に少し不愉快ではあったけど、こういう芝居に当たることもあるか。
    これで終わりならここには書いてない。
    本当は「仕立て屋のサーカス」のポジティブな感想を書きに来たぐらいだし。でもページがなかったのを知って、ちまちまこれを書き溜めたんだけど。

    公演後しばらくして、他劇団の演出家から、かなり批判的な感想が投下された、と話題になった。
    読めばかなり怒っている。あれほど悪し様に言うのは珍しいけど、芝居やってればないことでもない。自分のいた所だと土地柄かたまにあったな。
    この演出家の芝居は2本見ていた。1本目はまあまあだったが長過ぎた。2本目は今でも覚えているほど鮮烈な感動があった。
    しばらく予定が合わなくて見ていないが、次が気になる劇団の一つだ。
    その演出家が、力の入った感想を書いた。自分が福岡で芝居を見始めて、ここまで細かく書かれたものは見たことがない。
    シーンの一つ一つに具体的な批判を入れ、時には驚くような視点で賞賛とその理由を書いている。
    結論として、脚本、演出が「手抜き」である、いい役者が揃っていてこんな芝居が生まれる稽古場はおかしい、演出家が役者に対して意見を言わせない空気を作っていたのではないか、という推測を示した。

    同じ芝居を見た者としては、わかるところがとても多かった。不愉快な気持ちになった理由を事細かに説明してくれてモヤモヤが解消された気分だった。
    推測についても、推測と断っているのだから本当かどうかはともかく、福岡もこんな芝居ばかりじゃないんだな、ここまで異常性を訴えるなら普通はもっとましなんだな、と思えた。
    自分が福岡で見た他の芝居を思い返しても、それは理解できた。

    こういう感想も劇団は反応せずに流れていくのだろう、福岡だとそういうものかな、と思っていたら、劇団員の篠田昌人氏が反応した。
    これがまた異常すぎて話題になったのだけど。ツイッターで以下のように呟いたのだ。


    (引用)批評は言論の自由に基づく行為で幾らでもなさって構わないのですが、事実でない憶測をもとに公然と批判することは、業務妨害であり違法行為です。演劇人なら、演劇で答えをだしなさい。情けない。(引用終わり)


    「事実ではない憶測」と書いているが、プロットを書いていないことは事実だったらしい。ピロシキマンの演出家がインタビューでそう発言している。それは憶測ではなく事実と言うのだけど。
    作品を見てそれを見抜いたなら、憶測じゃなかったね、すごいね、お見事、というだけの話。もう一つの稽古場については外から判断できないけど、芝居の内容から「異常」ということには同意見だ。
    しかし「業務妨害」「違法行為」って(笑)あまりに浅はかすぎないかな。
    ひどかった作品がそうなった理由を「推測する」ことが違法行為なのかな。それだと映画評論も書評も全滅だけど。法的根拠があるとは思えない。洒落にならない問題発言だ。
    それに業務って(笑) 仕事なの?あれはお仕事だったの?
    演劇で答えをだしなさい、というのもバカバカしい。演劇人は演劇だけやって、批評も感想も書いてはダメなのか。それではほぼ全演劇人が情けないことになる。同業者の感想や批判は、他にない視点で来るから見てて面白いのに。それを否定したら見てるこっちも面白くない。
    情けないのは劇団の方に見えますが。相手は顔出し名前出しで来てるんだから必要なら直接相手にあてて書いたらどうですか。
    それとも客にわからないところで相手に連絡取ってるのか。そんなわけないだろうね、ツイッターで誰にもあてずに呟くぐらいだから。
    見ててこの上なくかっこ悪いよこの発言。制作らしいけど、この劇団はここまで浅はかな人を制作にしていていいんだろうか。


    これだけでは終わらない。演出補佐の藤井啓子氏がこんなことを呟いている。こちらの方がもっと異常だ。


    (引用)作演出家に対して物凄く腹を立てているお客様には違うよそれ違うよって言いたいけど、結局一緒にいた人じゃないと分かんないもんなぁ。私は出演者だし作品作りの苦悩を知っているので庇うつもりもないけど、その方はもう観に来ないって事なので、はい、争いを生まないためにも是非そうしてください。

    この劇団の芝居が好き、この役者さんが好き、この台詞が良かった、このシーンが感動した、良く分からなかったけど面白かったでも、何でもいいけどその人にとってはつまらなかったものでもこっちは必死な思いで演じたんだよって同業者なら勿論分かるよね?大切な人に喜んで貰いたくて頑張ってるんだよ。

    舞台は作演出自慢をしてる訳じゃない。登場人物の生き様を想像して感じ取って共感して発見することも必要なわけで、完璧な小説じゃないんだから、台本だけ読んだってそれは違うでしょ?私はその方の劇団の舞台を観たことありますが、役者として出たいとも思わないし個人的に面白くなかったです。以上。

    福岡演劇界の付き合いで、観に行きたくないけど観に行かなくちゃいけないって言う何となくの暗黙のルールがあって、個人の感想を言えないまま本当は面白いって思ってなくても、批評はしてはいけないから何となくぬるい付き合いみたいなものがあったとは思うんですけど、正直どうでもいいです。(引用終わり)


    ここまではっきり見に来るな、と書く演出補佐は見たことがない。これにいいねをつけている役者は、なんで金取って芝居なんかやってるんだろう。
    相手が演出だろうがなんだろうが、金払って客席に座っていればお客さんじゃないの?
    相手が普段何をやっているか、何を言ったかで客を分別するような劇団が、誰でも見れる形で芝居なんてやったらダメだってわかんないかな。

    2つ目、3つ目の呟きは、はあ?という感想。大切な人に?ああそうですか、大切な人に向けてしかやってないんですか。自分らみたいな一般客はその範囲にいないんですかね。疎外感を感じて最高にむかつく発言だ。
    台本だけ読んだって、ってなんだろう。芝居観た感想を書かれてるんでしょう?記憶が曖昧なところはそう書かれてて、演出のことも書かれてあるのに?なにが言いたいのか分からない。
    相手の芝居の感想を持ち出してくるのも異常だし卑怯。相手は観客なのに、「批評される側」であることを自分の都合で観客に当てはめてる。本当につまらなかったかどうかなんて、このタイミングで持ち出しても信頼感ゼロですよ。卑怯の極み。
    百歩譲って本当にそう感じたとしても、この思考力の低さで芝居の良し悪しの判断が信頼できるはずもない。どちらにせよ信頼感は全く無い。
    いいねつけてる出演者1名、もう自分で晒し者みたいなものだよ。

    4つ目、これが一番すごい。せっかくピロシキマンの集客が良かったのに、自らその意義を否定しているかのような自爆発言。
    その上ここまでの自分の発言までかんたんに否定して、投げ出してしまった。
    公演の参加者として発言しておきながらこの責任感のなさたるや。これで演出補佐・・・悪い冗談でしょう。それは支離滅裂な舞台にもなる。


    件の感想にも一つ意見するところがある。
    役者を擁護しすぎている。自身が演出家だからか、相手の演出家を過剰に批判しているように見える。
    劇団員や演出補佐の発言を見るに、この劇団の関係者は普通の人ぐらいの読解力も、それを伝える力もない。自分の発言が論理的に異常か判断する力もない。あれが訂正もなく消えてもいないということは、劇団員の総意なんだろうから。
    実は、実力ある役者達というのは彼の思い込みで、役者の方も、脚本も演出もそんなにひどいものだと感じられない人達だった、というのが真相ではないかな。
    演出が手抜きだ、という意見は自分も支持する。批判に書かれていたが、棒読みの子が役者ではないまま舞台に立っていた。この劇団ふざけてるのかと思った。
    あんなのは数ヶ月前に見た専門学校の無料公演でもなかった。誰かの身内かなにかを数合わせで立たせたのかと思うほど。
    稽古場がおかしいという意見も、おかしいの方向性はどうあれ、あれを放置しているのだからおかしいことは全面的に同意見。もしギスギスしてなくても、馴れ合いではいい稽古場とは言わない。演出補佐と演出助手と、演出家と話せるはずの立場が二人もいて、あの演技が客の前に出てくることはありえない。あの1点は「金返せ」と言われても仕方がない。
    だって去年見た、モデルらしき子が演技やってる芝居も明らか素人だったけど、役者らしきことはしようとしてたよ。ピロシキマンはそれすらなかったから。

    あの感想書いた人の芝居も見たことはありますが、面白いかどうかは個人の感想にしても、脚本の全力注入感はすごいです。
    1本目も、どれだけ調べて書いてるんだこの人、と途中から楽しみ方が変わったような。
    毎度あれだけの準備をして本を書いているのだとしたら、彼も異常だ。他がみんな手抜きに見えても不思議じゃない。
    ピロシキマンの演出家が手抜きであることは同意するが、彼もまた少し人に優しい目を持つべきだと思う。自分は他の人より努力できる人間なんだと思うぐらいでちょうどいい。
    そうしないと、その人なりに頑張っている人をいたずらに傷つけかねないから。


    芝居の感想より関係者発言についての方が長くなった(笑)でも真面目な話、今後劇団をやる人達は反面教師にした方がいい。
    今回のピロシキマンは、批判と感想に対してやってはいけないことをほとんど全部やっている。この対応のひどさでは、今後建設的な批判も表に出てこないだろう。
    少しでも面白いものを見たい者としては、二度と見に行くことはない。あれ以上面白くならないのは明らかだ。

    芝居としては星2つ。公演後の対応含めて公演としては自分が見た中で史上最低の公演だった。
    劇団の数は多くないはずなのに、どうして今後見る気が失せる劇団がぽんぽん出てくるのかな、福岡は。

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    2018/05/13 11:44

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