ブルース・ウイルス~ダイ・ハードな1週間~ 公演情報 乱痴気STARTER「ブルース・ウイルス~ダイ・ハードな1週間~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    21日夜、下北沢のGeki地下libertyで上演された乱痴気STARTERの『ブルースウィルス~ダイ・ハードな1週間』を観てきた。前々から出演者の方数名から告知メッセージをいただき、直前まで行くかどうか悩んでいた末に出かけた舞台。当初補助席での予約だったが、劇場の受付で一般席を確保できたと告げられ、ゆったりと鑑賞できた。

    その舞台とは・・・
    風邪のウィルスと、それに感染した人体の免疫システムの間で起こる1週間の戦いを擬人化したもの。戦いと言っても、基本的に風邪のウィルスは撃退される訳なので、その過程をどう描くかが鑑賞のポイントとなる。基本的に、風邪のウィルスの間の友情物語と、笑いを交えて個性的に描かれた複数ある免疫システム、この二つが交錯した物に作られていた。ただ、元になるウィルスと免疫システムの戦いが淡々とした物であるだけに、それを如何に擬人化して見せられるかがこの舞台の要であるわけだが、ウィルスの友情にしても、免疫システムの個性にしても、やや強引に作り上げた感があってあまり感情移入できなかった。舞台の大道具にしても簡素すぎ。もっと映像を使うとか照明を工夫するとかして、場面場面の人体の様子を明らかにした方が良かったのではないか。
    役者では、風邪のウィルスの中心的存在ライノを演じた森山綴と、ナチュラルキラー細胞ほか3役を演じた小木宏誌の熱演が光ったが、それもちょっと空回り的な印象を受けた。

    思うに、演出・脚本が安易すぎるというか、密度の薄いところがこの舞台の難点であったように思う。

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    2018/04/29 17:16

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