満足度★★★★
自分らしい生き方、これで幸せかという問いが投げ掛けられた公演。この公演はタイトルから分かるように「タバコの害について/たばこのがいについて」という2本立てであるが、上演順序は逆になっている。「タバコの害について」(1902年-チェーホフ)「たばこのがいについて」(2018年-劇団夢現舎)であり原作へ敬意を払っているのだろうか。
さて、「タバコの害について」は原作に近いが、「たばこのがいについて」は劇団のオリジナル短編だが、チェーホフへのオマージュが観てとれる。この公演は2編を通じて観ると、文章の倒置法のような構成で”がい”を巧みに描いていたようだ。
(上演時間1時間30分 途中休憩10分)