映画版の曲でカットされたのは、「Sister Suffragette」「The Life I Lead」「Stay Awake」「I Love to Laugh」「Fidelity Fiduciary Bank」の5曲で、代りに冒頭などのモブシーンの曲や、銀行絡みの曲、映画版には出てこないミス・アンドリュー(ジョージ・バンクスの元・子守)の歌などが追加されているが、これらはシャーマン兄弟が書いたものではないので、若干の違和感はある。もちろん聞き覚えがないせいもあるだろうが、どこか比較的近年のミュージカルっぽい曲というか。
「鳩に餌を」や「スーパー~」などの曲のシーンも映画版とは違うし、ジョージの銀行でのトラブルも設定が違う。でも「踊ろう、調子よく(Step in Time)」なんかは映画版以上の見せ場になっていると感じたし、ここでのバートの○○○なんて、予備知識なしで観たのでびっくり。舞台セットにトリックアート的なデザインがされていたのも印象的。3階から見下ろす角度だと、道具の横移動のレールとかがはっきり見えすぎるのが難だが、最後にとんでもない特典が(これに☆1つ追加)。自分の席は上手寄りだったけど、下手寄りだったら、もっと感激しただろう。