満足度★★★★★
ツイッターではまとめきれないので、こちらで失礼致します。
観て本当に良かったと思った舞台でした。
CGや4Dと表現されていたものを目の当たりにした時、圧倒されました。
作・演出の竹村さんのイメージを少数精鋭隊で表現されていて、ビニールと操る人が合わさるとエンターテインメントとなるのか!と。
これに照明が当たると水のキラメキが見えて、お腹の底から突き上げてくる音響が"二ツ巴"の世界に連れて行ってくれる。
壱劇屋さんの音響はこうでなくちゃ満足出来ないほど、あの感覚は沼へと誘う魔法です。
水神様は赤星さんにしか出来ない!
全てを後からまとめ支えていて、必要としている人には助け、悪ならば自らが戦う。水神様はそういう御方です。人間が自分勝手に水が欲しいから人柱を差し出しているだけであって、水神様は求めてはいない。
でもいつも見ていて必要な人に手を差し伸べている。きまぐれではない…と受け取りました。
あの衣装でどうやって殺陣をされるんだろうと思っていたら、さすがの植田さんでした…☆
個人的には久沓様が…!!
手の動きと表情を観て、"これが!!見たかったんです!"竹村さんの書く大熊さんは精神的弱さがある人物が多いので、the悪役はたまらんです!操っている時の顔と手が…!!
モブ座長は流石の動きでした。
西分さんの戸笈眼には一番感情移入をしながら観ていました。
嫉妬とコンプレックスの塊を見事に体現していて、モブさん達の矢のエモい動きっぷりにわくわくドキドキさせられて、、ひそかに"当たって!"と思うほどでした。
小林さんの我斜は、『るろうに剣心』(実写版)志々雄の恐ろしさに通じる怖さがありました。
竹村さんのお父さんは理想的で、岡村さんのお父さんは現実的。立場は違えど娘を思う気持ちは同じなんだと。ああいう風に思われたい(* ॑꒳ ॑* )⋆*
脈絡なくただ書きなぐってしまいますが、「猩獣」から「独鬼」→「憫笑姫」→「賊義賊」→「心踏音」→「戰御史」→「荒人神」ときての「二ツ巴」だったんだと、「二ツ巴」を観て感じました。このすべての作品を観れた訳ではないけれど、出演された(関わった)方が作品を重ねるにつれて、表情や表現に現れてきてググぐっと心を掴まされる。そこに先輩方の重厚さが折り重なって、たくさんの方々の心を掴んだのだろうと感じました。
また同じメンバーでの再演…して欲しいな!