満足度★★★★★
シェイクスピアの作品に触れることがそれほど無く、
どのように投影されオマージュされていたか感じることは出来なかったが
演劇という表現の枠が崩れるほど、自分の範疇に納まらない破壊力満点の作品。
物語、場面、人物、動き、道具、目に見え耳に聞こえる情報、
それぞれのつながりがあるようでないようで。
ただ目が離せない、その息遣いに耳を澄ませ、手足の運びにすいよせられる。
何に惹かれるのか判らないが、ほかの観客たちが席を立ち始めると共に
握った拳の力みが徐々にとかれていった。
客席の顔ぶれは結構年齢層が高かったように見えたが、
出来れば若いうちに中学高校の世代に観て欲しい作品。
自分もその時代に見ておきたかった。