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公演情報
劇団あおきりみかん「
秘密公表機関
」の観てきた!クチコミとコメント
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ハンダラ(10487)
満足度
★★★★
座長の鹿目 由紀さんがロンドンに1か月行っている中での公演である。(花4つ☆)
ネタバレBOX
いつもその発想の妙に感心させられる鹿目作品だが、前回の「ルート67」では、非常に分かり易い作りにしていたのだが今作は、元々の彼女の持ち味をより色濃く反映させた作品になっている。舞台美術は名古屋からやってきているという事情も含めて極めてシンプルである。板中央に3m四方、高さ30㎝ほどの平台を設え、その中央にテーブル。テーブル側面に椅子が対面するように置かれており、秘密公表機関の係員と特殊能力保持者が向き合って座るようになっている。板奥にはスクリーンになるよう幕が張られ場面、場面で内容に応じて変化するイマージュが投影される仕組みである。音響なども、各々の登場人物に関わる物語を補完するように上手に用いられている点は流石である。
少し特殊能力について定義をしておいた方が良かろう。体を折り畳んだ状態にしてトランクに収納されるような技術は特技であって特殊能力ではない。特殊能力とはキリストに関する逸話に出てくるような、水上を歩いた、とか。癩者に手を触れたら病が癒えた、等通常では考えられない奇跡的なことを行える能力のことである。
で、世の中にはこのような類の奇跡を起こす能力を持つ者があると政府は考え、彼らの能力を研究する権利を政府が得るのと引き換えに、彼らが本当は自分が特殊能力保持者であることが負担になること恐れて、その事実を明かしたくない心理のケアをしたり、表明してもリスクを負わないで済むような施策を考え実行するという設定で始まるのだが。
無論、このようにインパクトの強い謂わば変わり種の発想はインパクトの強い分、飽きられるのも早い。作家はこの点も無論よく理解しているから、話は二転三転してゆく。未だ上演中なので、どのように話が転び、どういう結末を迎えるのかについて、今は書かないが、上演終了後(他会場もあるので総て終了後)に内容をアップしよう。
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2018/03/18 00:39
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