岸 リトラル 公演情報 世田谷パブリックシアター「岸 リトラル」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    数年前、この劇場で高い評価を得たレバノンの作家の自分探しのドラマ。中東の舞台だから、日本とはずいぶん違って戸惑う挿話も多いがそれを越えて人類に普遍的に共通する親子関係や死との直面、を織り交ぜて青年の自己のアイデンテティのドラマにしている。自分探しの旅をする亀田が既に死んでいる父・岡本を背負って旅をするという設定もこの場所だから受け入れられる。
    上村聡史の演出は一つの瀬とだけで3時間半を持つのだから随分気合が入って長丁場だけに肩がこるが、この話だから仕方がない。それより俳優陣がぼろを出さずについて行ったことを評価すべきだろう。中嶋朋子の歌もなかなかいい。これは中東の音楽らしきものと弦楽合奏を硬軟取り混ぜた作曲がツボに入ってよかったせいもある。
    だが、この小屋で3時間半は辛い。固いベンチシートで6800円。長さを考え、見やすい劇場であることを考えれば高くはないだろうが、この椅子では少し客のことも考えてほしいと愚痴がでる。

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    2018/03/02 23:31

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