満足度★★★★
面白く、また熱い舞台でした。
浅野温子さんという大女優が出るという事で、小難しい話になるかなと覚悟していましたが、
浅野さんが所謂「ダメな女社長」で「スキャンダルから逃げる為に精神科病棟に入院…」と、
非常に分かり易い話の展開でした。
そこから次々と怒涛の様に出てくる変な入院患者達は、奇妙でありながら愛嬌があり、
社会からつまはじきにされているにも関わらず、どこか…多かれ少なかれ自分の周りとか、
そして自分自身の中にいそうな人達ばかりで、妙な共感がありました。
浅野さんがプロレス始めた時とか、腹を抱えて笑わせて貰いました。
あれだけ名のある大女優さんを、こうやって等身大の本当に普通の女性として扱えた事で、
この作品は大成功だったのではないかと思います。