満足度★★★★
鑑賞日2017/04/10 (月) 15:00
価格2,200円
Wikipediaのあらすじを読んでの推論が当たっていたりそうでなかったり(=石黒主宰とσ(^-^)との解釈の違い?)で、青空文庫にある原作を読んだら更にいろいろありそうに感じた。
会場は横長な使い方だったが、もしかすると奥から見るとグレーゴルの視点、手前(入口に近い側)から見ると家族たちの視点になるのではないか?
原作でのグレーゴルの部屋を広くする部分の見せ方とその後のグレーゴルの居場所(による「あること」の表現)が見事。
見事と言えば4人が同じテーブルについていながら食事が供されているのは3人だけ、というのも家族内断絶の視覚的表現として巧み。
なお、Wikipediaでの予習に加えてリツイート他でTLに流れた感想も解読(笑)や解釈のヒントになり、佳き事前情報だった。
ところで「あの水音」も印象的だったが、あれも何の隠喩?