満足度★★★★
鑑賞日2018/02/21 (水) 19:30
座席1階3列
価格3,000円
MUは以前にも観ていましたし、一歌さん出演も加えたら「絶対観たい」。
ということで。初日に行ってきました。満席。初日割引も要因かな。
そのせいか前列はかなり指定席になっていました。自由席は3列目から。
それは日によって変わると思いますが、3列目後方から段差がありますので、自由席のかたはちょっと上段のほうが駅前劇場は見やすいと思います。
さて。すでにMUのblogにてコンセプトとあらすじが公開されています。
http://production-blog.mu-web.net/?eid=957318
が。読まなくても大丈夫です。お話は凄くわかりやすく「なるほど教会だね」と思わせてくれます。かなりオープンな教会ですけどね。
ただ。コンセプトは読んでおいたほうがいいかな。
・行き着いたテーマが「現実と逃避」
・席によって見方によって見方がだいぶ変わるしくみ
・気持ちを寄せる役によって見方がだいぶ変わるしくみ
はい。このまんまです。2つめ3つめはどの劇場でもどの作品でもほぼ同じことが言えますけどね。
舞台は「さざなみ」という名前のbar。4つの章に分かれていますが、人も話しも交差していきます。
【第1章】妹の救済
【第2章】帰宅拒否組
【第3章】現実じゃない方
【第4賞】秘密を以って秘密を制す
そしてなんだろう凄く笑えた。
そう、冷静に書くけどちょっと味のある笑い。
ハセガワさんの作品は短編も含めて何度か見ているけど、ちょっと他の劇団やユニットでは味わえないものがあります。決して「キレ」で勝負するタイプではない。「じんわり」でもない。なんだろうな、でも芝居を見た後になんとも言えない心地よさがあるんですよね。
んー上手く言えないから「行って見てください」。
私は【第2章】帰宅拒否組 が好きですね。メッセージ性が強いのは【第3章】現実じゃない方 でしょうかね。いやー、一歌さん役作りってさ、ハグ魔だろ?いつものまんまじゃないか(笑)
観劇初心者にオススメできます。
22日(木)、23日(金)はお席がまだまだあるそうです。勿体ない!
追伸ですが。
昨日俳優の大杉漣さんが急死されました。彼のお名前「漣」は”さざなみ”とも読むそうです。偶然でしょうか。舞台出身の大杉さんが後輩の皆さんに何かエールを送っていたような気がしてなりません。