満足度★★★★★
鑑賞日2018/02/11 (日)
すっかりハマっているトム・プロジェクトさんのお芝居。時代の移り変わりによって得られているもの、失われているもの、変わらないものを舞台を通じて教えてくれるような作風が大好きで、観終わった後は毎回様々なことを考えさせられます。今回は戦時中の一人の歌い手さんとその歌を愛した人々の物語。戦争モノの作品ではありましたが、戦争の惨劇を直接的描いたもののではなく、「SIng a Song」というタイトルが示す通り、“歌”にスポットを当てた作品で、ナレーションによる時代設定や状況の解説などもありとても分かりやすいストーリーに仕上がっていたと感じました。いつの時代も歌の存在は大きい。改めて歌の素晴らしさも再認識しました。また、今回は個人的に特に大好きな役者さん達ばかりが集まった作品でしたので、とても嬉しく普段にも増してじっくりと拝見させて頂きました。感動しました。