『タバコの害について』ほか1篇 公演情報 劇団夢現舎「『タバコの害について』ほか1篇」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    決して難解な内容ではないし、むしろアトラクション的な要素まであったりするのですが、何となく演劇通の方々が好んで集まってきそうなテイスト。

    何故だか間違って、変な人の講演会に紛れ込んでしまった様な感覚が楽しい。
    時々、自身のトークに熱が入り前へ前へと出てくる度にドキッとしてしまうのがスリリングで楽しい。
    もう人生の巻き返しに出る事も叶わなそうな「こんなはずじゃなかった」感が哀しい。

    柄本明氏が何度も再演されている演目だという事は知っていましたが、なるほど!と大きく頷ける作品。(いかにも狡猾な感じで演じられていそう)
    加藤健一氏も演っていそうなイメージだけれど、どうなんでしょう。
    益田喜晴氏のバージョンは、情緒不安定で滑稽に病んだ感じが強く出ていたのではないかと想像(見比べたわけでは無いですが)

    入場時、前回公演「あぁ、自殺生活。」では秘密クラブの様な怪しげな雰囲気(もしや今回も無人受付?)だったので、恐る恐る受付けをのぞいたら180度イメージが変わってすごくアットホームな 雰囲気でした。

    ネタバレBOX

    ロシアの戯曲ではありますが、しゃべり言葉に地方の訛りが入ると、より味わい深くなるのではないかと(東北弁や四国訛りが似合いそう)
    あとスタッフ役の高橋正樹氏はもうちょっと舞台よりの位置にいて、さりげなくウンザリしたり、さりげなく睨みつけたりとリアルで静かなる演技を目の片隅で観られる様にすると面白いのではないかと思えました。

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    2018/02/17 00:44

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