GOD NO NAME 公演情報 タカハ劇団「GOD NO NAME」の観てきた!クチコミとコメント

  • 命への温度差
    タカハ劇団は初見ですが
    物語や人物の設定が絶妙・・・。

    死の淵に漂う甘美さまでが表現されていたような・・・。

    ネタバレBOX

    死への距離感が異なるキャラクターが
    同じ場所にいながらそれぞれに持つ死や生への感覚の表現、
    或いは差異に
    ものすごいリアリティがあって・・・・。

    死に無関係な人は
    死に対するデリカシーが欠如して健康だし
    逆に死から人を救おうとする人間が
    自分に余力がなくなると
    たちまち救いの手を振り切ってしまう姿にも
    有無を言わせぬリアリティがあって・・・

    そして死に魅入られた人々の感覚・・・
    肯定も否定もせずに細密にその空気を描く力の凄さ。
    それを演じきる役者の力・・。

    なったことが無いはずの命の電話が、森全体から次々と響いていくようなラストシーンにも震えが来るような感覚がありました。

    ほんと、想像をはるかに越えるクオリティを持った作品でした

    0

    2009/02/16 15:54

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大