満足度★★★★★
終戦前後の九州の寒村が舞台、古い言い伝え、風車。
こうした、桟敷童子的には「ワンパターン」とも言える素材なのに、最後まで引き込まれて見てしまう、それが桟敷童子の面白さだ。セットの作り込み、装置の動きもいい。
死と隣り合わせであっても「生きる」というテーマが強いのも魅力的だ。
大量の紙吹雪とラストの風車は、わかっていても感動してしまう。
劇団桟敷童子の役者さんたちはどの人もとても素敵だ。
客演ではあるが、ワタリを演じた朴璐美さんはややオーバーアクトではないかと思いつつも、ものすごい熱演。
リュウを演じた板垣桃子さんは落ち着いた役なのに存在感がさすが!
ハナ役の大手忍さんもいい!