アイデンティティ 公演情報 南山大学演劇部「HI-SECO」企画「アイデンティティ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    Bキャストで観劇。
    愛、社会、性別、様々なカテゴリーにおける…タイトル通りの「アイデンティティ」を巡る苦悩と葛藤が全編に溢れる。
    それらが、すごく理屈っぽく展開されていくところが好み。
    如何にも人の成長過程にありがちな精神本位の恋愛観や、無自覚な自己愛に主人公が翻弄されるのは当然として、周りがしっかり洗練された落とし所を持っていて、適切に手を差し伸べて自己肯定感を育む過程はとても好感。それらを糧にラストに繋げていく展開も、主人公の成長物語としても見応えあった。

    ネタバレBOX

    特にラス前に直面する危機に元カノ・キョウコがフラッシュバックして主人公を導き、拙いが故に心に響く言葉を主人公が紡いでミツキの危機を押し留めるくだりが最高に高揚する名場面。あのシーンが現実か否かの含みがあったが、どっちでもいいなぁ。
    カーテンコールに入っても尚、感極まって涙を抑え切れない光起さん&明石さんがとても印象的で、別のドラマも観せて貰った思いでした。
    総じて他の役者さん達も良く、中村さん、奥谷さんの両男優や、瀧川さん、人見さん辺りの存在感が素敵でした。けど、やっぱり今回の肝は脚本だねぇ。LGBTへの世の関心は今、非常に高いから、そういう作品も多く目にするけど、敢えて少し昔を舞台に作りこみ、更に他のアイデンティティ絡みも取り込んで、一般的な人格形成プロセスに統合したのが意欲的。

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    2018/01/04 12:20

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