満足度★★★★
Bキャストで観劇。愛、社会、性別、様々なカテゴリーにおける…タイトル通りの「アイデンティティ」を巡る苦悩と葛藤が全編に溢れる。それらが、すごく理屈っぽく展開されていくところが好み。如何にも人の成長過程にありがちな精神本位の恋愛観や、無自覚な自己愛に主人公が翻弄されるのは当然として、周りがしっかり洗練された落とし所を持っていて、適切に手を差し伸べて自己肯定感を育む過程はとても好感。それらを糧にラストに繋げていく展開も、主人公の成長物語としても見応えあった。
ネタバレBOX
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2018/01/04 12:20
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