満足度★★★★
ごく身近な、当たり前の家族の物語の中でしっかりドラマがあり、最後には収まるべきところに収まったという印象があるのは、伏線の引き方や展開がよくできているからだろう。散りばめられた伏線がちゃんと回収されていく気持ちよさと、それに対する登場人物の反応の確かさが物語を支えた。それぞれのキャラクターに魅力も欠点もある。特に、三男のダメっぷりとしだいに見えてくる思いやりとか才能とかに納得。血の繋がりのない親子だからこそ、似ているという逆説が愛しかった。
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2017/12/30 14:13
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