平日の夜に1人で来てるサラリーマンがいる劇場、いいですね。マキノノゾミさん作の、チェーホフの人生・人間像を描く作品は、大人が楽しめるビターな味わいのエンタメ。19世紀末の大きく揺れる時代背景と、家族の日常がていねいに描かれ。ラストの変わり果てたニーナ役の女優さんの演技は真に迫っていて、周りからはすすり泣きが聞こえた。そしてまずもって、青年団の役者さんたちの声はよく通り、音のボリューム、高さも抑揚もバリエーションに富むという、声の表現力がすごいですね。プロの基本なのだろうけど。
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2017/12/30 01:29
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